美人の悩み penalty of beauty 2005 2 8
私は、男性なので、美人の気持ちは、わかりませんが、
推定すると、こうかもしれません。
「私は、短大を卒業して、会社勤めが、8年になるけれど、
仕事はできるし、会社では、美人で注目を集めてきたの。
だから、いつも、私は、男性社員から注目の的だったわ。」
「なのに、久しぶりに新入社員の若い娘が入ると、わかって、
男性社員は、みんな、浮き足立っているの。」
「どこの馬の骨とも、わからない若い娘の、どこがいいのかしら。
私の家は、名門なのよ。」
「お父様(旧郵政省)も叔父様(政治家)も、大物なのよ。」
今日(2月8日)、あるIT企業が、
放送会社の株を取得すると発表して、大騒ぎになっていますが、
テレビ局にしてみれば、
「このIT企業は、何を考えているのか、わからない」という気持ちでしょう。
これは、上述した「美人の気持ち」に近いかもしれません。
しかし、今となっては、数多く存在するテレビ局は、贅沢品かもしれません。
高度成長時代ならば、たくさん、テレビ局があっても、問題なかったでしょうが、
現在は、低成長時代で、なおかつ人口減少時代です。
このような状況では、テレビ局の数が多いということは、贅沢品かもしれません。
護送船団行政というと、銀行業界を連想しますが、テレビ局も、同じです。
銀行業界が免許制度によって守られてきたように、
テレビ業界も、放送免許によって、守られてきました。
メガバンクに象徴されるように、銀行業界の再編は終わりました。
今度は、テレビ業界の再編を始めるべきでしょう。
テレビ局の数が多いと感じるのは、こういうことです。
どのチャンネルに回しても、似たような番組内容です。
これでは、たくさんテレビ局がある意味がありません。